数ヶ月前、私にとって大切に感じている人が心配な状況でした。
本人から漠然とした打明け話をしてくれたけど、具体的に何があったのかは聞いていないし、何となく察するに、自身のことを他人に分かるように話せるような情況でもなさそうだと思うので、ただ、その人の気持ちが少しでも軽くなることを祈っていました。

もしかしたら、もっと聞いて欲しかったのかもしれない。

嫌な事や悩み事があると、それを他人に聞かれたくない人や、言いたくない人、思い出したくもない人などもいるし、逆に話して発散する人もいるし、人それぞれなんですよね。

気持ちが少しでもいい方向に向かってほしいという思いはありましたが、どう接したらその人にとって一番いいか…は、判断できませんでした。

私も苦しかった。ずっと気になっていたから。

月に数回会う機会がある程度の人。
漠然とした情況を打ち明けてくれて以来、会っても視線が合わなくなってしまいました。
ひょっとしたら、私に打ち明けたことによって、更に緊張する事態を招いてしまったのかもしれない。
そう思うと、月に数回趣味の時間を共有出来るのが楽しみだったのに、なんだか自分がその人の視野に入るのさえ申し訳ない気持ちになってしまいました。


同じ時期、私自身も日々さまざまな出来事に忙殺されていたので、心配ではあるものの、それだけに拘ってはいられません。
むしろ自分があんなにいっぱいいっぱいの状況で、他人の心配をする余裕なんてよくぞあったものだと思います。

数ヶ月が経過していく中で、その人はいつの間かいつもの感じに戻っていて、この出来事事自体忘れていた、薄情な私…

でも。
元気になってよかった。見た目だけかもしれないけど。
笑顔が戻って嬉しい。


先月。
私が、さらに辛い状況に陥った時。
その人は『少しでも笑って元気を出して』って、おもしろ動画のURLを送ってくれた。
その気持ちの暖かさが嬉しくて涙が出た。
『笑って』…って、くれたのに、涙が出た。

とても大切な人。
とても大切な仲間。

思いやりって、誰かの真似事じゃできないよね。
少しでも気にかけてくれているのかな、と思うと心温まる。

ありがとう。