どんな年齢でも

キュンてするんだね

あなたが
「嬉しい」をくれる

あなたが
「楽しい」をくれる

あなたは
私を笑わせてくれる

自然に
優しくて

毎日の辛い思いが
少しずつ折り重なって
私の中で無音の悲鳴を上げたとき

まさにそのとき
唐突に
あなたからのメッセージ

「少しでも笑って元気出して」
って

あなたの言葉と正反対に
涙が止まらなかった

私は強いと思っていたの
何があっても
折れてしまうことなんて
想像したこともなかった

思い違い
強さなんてかけらも残っていない
柔らかなところを守ることに
ただ必死で

身動きひとつ取れない自分
ひとりで生きなくちゃいけないのに

心のどこかで
甘えたがっている
柔らかな部分を守るのは
もう精一杯で
心のどこかで
あなたに預けたいと感じてる

ひとりで生きなくちゃいけないのに

弱くて弱くて

きっとみんなが好きなのは
私の強いところ
私が笑っているところ

でもそれは
ただあなたが
ただみんなが
笑わせてくれるから
私から生まれるものではないの

ただあなたに
ただみんなに
甘えて寄りかかって
笑ってるだけ

ひとりで生きているはずだったのに

生きてるどころか

支えてもらわなければ
ひとりで立っていることさえできないなんて


あなたの優しさが
あまりにも唐突にやってきたから

私は
幼稚な弱虫のままなんだって
分かってしまった

いつまでも甘ったれて
大人になれない
大人にならない

からっぽな木偶の坊

もう
毎日どうしていいのか分からなくて
消えてしまいたい

あなたの優しさが
嬉しくて
ひとりの覚悟をしている私には
切なくて

夢の中で
あなたを抱きしめて
ありがとう
ごめんね
って
泣いてたあの日

それでも
あなたから
静かに離れる勇気さえない

2016.8.12