断るって難しい。

人によっては「いやいや私には無理です」って言いながらも、実はそれは謙遜で、本心はやりたい人もいると思います。もうちょっと押したら「そう?じゃあせっかくだから(o^^o)」っていう人。

世の中、そういう人がいるから。。。。なのかな。

心の底から断りたいのに、ゴリゴリ押してくる人がいる。
押したら相手が受けてくれる…と思われているのかな。
とても困る。
断るための言葉を選ぶのにも、けっこう気を遣うんです。

こころから「今回は勘弁して」って思っている話を、何度も何度も持ちかけられると、そのたびにいちいち気分が重くなる。

そもそも最近メンタルが危険な状態。
そんな話がくると、追い打ちをかけられているような気分になってしまう。


何の話かと言いますと。

今度、所属しているビッグバンドのリサイタルがあるのですが、ヴォーカル嬢から「一緒に歌おうよ~!」という提案があったのです。

本人に悪気はまったくなく。
単純にいいステージにする事が目的で、楽しい話を持ちかけてくれているんだけど。
もしその話を受けるとしたら、私はさらに時間と努力と集中力と体力、そして体調管理も必要になる。
時期は季節の変わり目。喉や気管がそんなに強くないし。歌なんか練習し始めたら、普段使っていない喉や気管があっという間にダメになりそう(^_^;)
いまの状況では、自分の楽器演奏でさえままならないのに、その個人練習する時間さえほとんど確保できないのです(。-_-。)

そのうえ知らない曲の英語の歌詞を覚え、ヴォイストレーニングやレッスン受けた人や音大出た人と一緒に歌うだなんて。しかも恐らくパフォーマス付きになると思われる(^_^;)
そりゃ実現できたら客席には大ウケだろうけど、今の私には現実的じゃないです。仕事も1年で一番上り坂の時期。
楽器も歌もテンションも、全部中途半端で終わることでしょう。

1日1食しか食べられない日が多く、毎晩と言っていいほど布団に入る前にいつの間にかカーペットの上で朝方まで眠っている日々。喉なんていつダメになってもおかしくない(^_^;)

全てが失敗に終わってしまう。


そんなわけで、歌は申し訳ないけどお断り。

そのビッグバンドちは昨年から入り、昨年初夏にのった初ステージで 、諸事情により止むを得ず歌も歌ったのがいけないのか。
それ以来何かといろんな人から「歌って」「前に出て何かやって」と茶化されることが。どうやら私は歌える人だと思われているフシが。。。

違うんですってばぁ。
人前でひとりで歌うのなんて、カラオケ以外ではあれが生まれて初めてなんです(つД`)
…後になればなるほど、なんと恐れ多いことをしてしまったのかと、バンドど素人な発想に、恥じ入る自分です。

歌えるようになることにも憧れますが、それなりに聴くのが好きな自分ですから、自分の歌がどの程度のものかぐらいは、分かっているつもりです(。-_-。)

やるならちゃんと出来るようになりたい。
でもそんな時間は作れません。作れるならまず楽器の練習に充てる(笑)

嬉しいお話だったんですけど、ね。

なんど押されても、できないものはできないし、何度も断るのはキツイです(ノ_<)

「上を向いて歩こう」
坂本九が歌った名曲。

もちろんリアルタイムで聴いていたわけではありませんが、初めて聴いたのは中学生か高校生だったと思います。
かなり情緒が欠落した人間だったので、歌に対して何の感情も湧かなかった。

昨年、大好きなバンドのライブでこの曲が歌われました。

そのバンドのライブは既に何度か行っていて、毎回のように歌っているのを聴いていたのですが、1人で聴きに行ったライブで唐突に泣けてきて、溢れる涙が止まらなくなってしまいました。


「思い出す 夏の日」♪

前年の夏が、夢のように楽しく充実していたのです。
そこそこ長くなってきた私の人生の中でも1、2を争う、キラキラした思い出ばかり詰まった夏の日々。

歌を聴いたのは、秋の気配も色濃くなってきた時期でした。
様々な事情が重なり、楽しい日々を手放す決心をし始めていた頃。身が割かれる思いをしていた時。そして会社でも全てがうまくいかず思い悩んでいた時。

そう。とても心が辛かった時期でした。

「思い出す 夏の日」

この歌詞に反応して、涙がボロボロ溢れて止まりませんでした。
さらに間の悪いことに、その歌は前回ライブでも歌われたのですが、しっとり歌い上げられる予定だった筈なのに、とあるハプニングが爆笑の渦を招き、歌い手さんも笑っちゃって歌えなくなってしまったエピソードが。
それがまた夏の出来事だったので、その思い出がふつふつと湧いてきつつ、切なくて。

めちゃめちゃ複雑な思いで、ボロボロ泣いていました。

そんな思い出もすでに1年前。

今はもっと苦しい事態になっています。

私はどこへ向かっているのかな。何を求めているのかな。

「上を向いて歩こう」

今は下を向いて歩かないと、フラついてまともに歩けない時があるのです。

「思い出す夏の日」

今年も音楽では楽しい思い出ができました。
一般人としては贅沢すぎるほどの、ありがたく嬉しい思い出。

「一人ぼっちの夜」

ひとりでは、ない。
必ず誰かが心配してくれて。必ず誰かが見てくれていて。
静かに耐えていると誰かが声をかけてくる。
笑っていると「笑えていて良かったら」と声をかけてくれる。

毎日身をすり減らすように忙しい人が、久しぶりに会うと「ぽかちゃん大丈夫かなって心配しながら、僕もそれどころじゃなくてさ…」と、いつも気にしてくれていると伝えてくれる。

ひとりでは、ない。

ひとつひとつの歌詞を噛み締めながら、いろんなことを思う。

いまは、上を向いて歩くと危ないので、足元を見ながらゆっくり歩きます。
涙がこぼれないように、唇を噛み締めて、まぶたをきゅっと閉じるときもあります。

でもひとりでいる時は。
暖かなあの人やあの人の言葉、笑顔、音楽、仕草をたくさん思い出して、その柔らかな思いに身をゆだねて。
ひとりの時なら、涙は存分に流していいよね。

毎日苦しい。
でも、それだけではない事を、わすれないように。
たくさんの人たちが、私を支えてくれることに感謝。

ちょくちょく話題に触れている大好きなプレイヤーさん。
複数のビッグバンドや音楽ユニットで活躍されています。

昨日、その中の某ユニットが1stアルバムを発売しました。

私はまだ聴いたことのないユニットで、存在を知ったのも昨年だったか今年に入ってからだったか…何人もの人から「えっ、トロンボーンやってるのに知らないの?!」と言われ、評判の良さが窺い知れます。

聴いてみたいのに、なかなかライブの日程と都合が合わず、未だ行けず(。-_-。)


昨日、TUBAを吹いている友人が、なぜかそのバンドのレコ発ライブのフライヤーをFacebookでシェアしていました。
…その投稿のお陰でレコ発情報も知ったのですが(^_^;)

友人はTUBA吹きなのに、トロンボーンのユニットにも興味持ってるのかな?ああ、メインはトロンボーン4本だけど、メンバーにはリズム隊としてTUBA奏者もいるから、その人のファンなのかな?

なんて思いながら、シェア投稿へ寄せられたコメントを見ていたら…なんとCDジャケットの絵を描いたのがその友人なんだとっΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

言われてみれば、フライヤーにも載っているこの特徴ある絵は、まさに彼女の絵。昨年は小規模ながらも個展を開いていたので鑑賞しに行ったりもしました。

すごいなぁ、こんなところで友達と彼の人が繋がる(*☻-☻*)

繋がるといえば、数年前に某ライブで友達の友達として紹介してもらった子が、実は高校の後輩だったというオチのある子が、件のプレイヤーさんが出演するライブで偶然合流したことがきっかけで、プレイヤーさんとも交流が始まり、なんだか面白い感じで仲良くなってきている今日この頃(≧∇≦)

最近またあちこちで、あらたなご縁が見えたりしてしていて、荒んだ心に良い風が吹き込んできたような気がします(o^^o)

左肩にカバン、右手にビニール傘
心のなかにいろんなもの抱えて

ジャズの空間を漂いにきた

音を浴びに。

ここはいつでも
音楽がいる

ここはいつでも
ハッピーがいる


音を浴びに。

降り注ぐ音の主たちは
ステージを降りると
光を撒きにやってくる

私の正面にも
私の隣にも

柔らかな光と
柔らかなお喋り


心のなかにいろんなもの抱えて

溢れそうなくらい

それでも心は
ひととき
豊かになる

表現を忘れた頬が
自然にほころぶ

決壊しそうだった心が
すこし荒れたあなたに
無意識に手を差し伸べてる


凝り固まった心
澱んだ心が

ほころぶ空間
澱は空へと蒸発して

音に
あなたに
心ほころぶ

どんな年齢でも

キュンてするんだね

あなたが
「嬉しい」をくれる

あなたが
「楽しい」をくれる

あなたは
私を笑わせてくれる

自然に
優しくて

毎日の辛い思いが
少しずつ折り重なって
私の中で無音の悲鳴を上げたとき

まさにそのとき
唐突に
あなたからのメッセージ

「少しでも笑って元気出して」
って

あなたの言葉と正反対に
涙が止まらなかった

私は強いと思っていたの
何があっても
折れてしまうことなんて
想像したこともなかった

思い違い
強さなんてかけらも残っていない
柔らかなところを守ることに
ただ必死で

身動きひとつ取れない自分
ひとりで生きなくちゃいけないのに

心のどこかで
甘えたがっている
柔らかな部分を守るのは
もう精一杯で
心のどこかで
あなたに預けたいと感じてる

ひとりで生きなくちゃいけないのに

弱くて弱くて

きっとみんなが好きなのは
私の強いところ
私が笑っているところ

でもそれは
ただあなたが
ただみんなが
笑わせてくれるから
私から生まれるものではないの

ただあなたに
ただみんなに
甘えて寄りかかって
笑ってるだけ

ひとりで生きているはずだったのに

生きてるどころか

支えてもらわなければ
ひとりで立っていることさえできないなんて


あなたの優しさが
あまりにも唐突にやってきたから

私は
幼稚な弱虫のままなんだって
分かってしまった

いつまでも甘ったれて
大人になれない
大人にならない

からっぽな木偶の坊

もう
毎日どうしていいのか分からなくて
消えてしまいたい

あなたの優しさが
嬉しくて
ひとりの覚悟をしている私には
切なくて

夢の中で
あなたを抱きしめて
ありがとう
ごめんね
って
泣いてたあの日

それでも
あなたから
静かに離れる勇気さえない

2016.8.12